専攻科1年生「レクリエーション実技」の授業、今日のテーマは「ボッチャであそぼ」。
ボッチャといえば…!ということで、大学の小野隆先生に特別講師として来ていただきました(小野先生は愛知県障害者スポーツ指導者協議会の競技委員長でいらっしゃいます)!
まずは、ボッチャで使う道具の使い方や競技のルールを学びます。
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ふむふむ。このボール、意外に重い。そしてけっこう転がる…。
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「このボールを子どもたちに渡したらどんなふうに遊ぶかな?」
えっと、うーん、おそらく、ボールに慣れるために…
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…「積む」かな(色を交互にしたくなったのはなぜでしょうね)。
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同じ「積む」でも、「バウンドさせて積み上げる」のも楽しそう(なかなか難しい…。成功すると歓声が!)。
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4人で脚を開いてコートをつくるのもいいアイディア(触れるか触れないかの絶妙な距離ってありますよね)。
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(正式なルールでは白ボールへの近さを競います。勝ったのは青か?赤か…?!ってのは一目瞭然ですが…)この器具を使って「測る」のも楽しい遊びになります(えっと、なぜ測るかって…面白いからです!)。
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コートは広ければいい…ってものでもないようですね。なんだか背中に哀愁が漂っています。
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色分けされた的があると、狙いを定めやすくてルールもわかりやすくなります。的ナシと的アリを経験することで、的が発しているメッセージを実感できます(的は必要か、要るとしたらどんな的がいいかを考えます)。
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立って投げるほうが白ボールとの距離をつかみやすいのですが、下の方を向いて黙りがちになります(写真ではとてもつまらなそうで…まったく映えません)!
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投げるのに疲れてちょっと休憩…って座ると、ふたたび「積む」が始まります(さっきより上手くなっている笑)!
お手玉のように2つのボールを巧みに操る仲間を見たら「どうやってやるの?」「もう1つボールを入れたら?」と試したいことが次々に生まれます(ここで湧き出てくる意欲が、保育をより面白くしていく力になります)。
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さて、今回の授業では「ルール通りに競技をする」ことよりも「ルールをつくっていく」ことを重視しました。
それは「わからないからやらない…(誰か教えて)」という待ちの姿勢ではなく、「わからないからやってみよう!」という前向きな態度に繋がっていくはず。
与えられるルールはわたしたちの「外」にありますが、つくっていくルールはわたしたちの「間」で生まれます。
子どもたちには、「これで合ってる?」「どっちが勝ち?」と、「ルールを知っている人」に聞いてその指示に従うだけではなく、守りたくなるようなルールを仲間と共に作っていく人になってほしいと願っています。
このとき、わたしたち大人は「子どもをルールに当てはめようとするのではなく、子どもの現実から出発して、守れるルールを子どもとともにつくり、そのルールを守れるように手伝う」ことに意識を向けると良いでしょう。
もちろん、競技としての既存のルールを理解して、そのルールに則って遊ぶことも大事です。
しかし今、子どもの周りを取り囲んでいる「守らなければならないルール」の量と厳しさを考えると、キミたちもルールを作っていいんだよ、キミたちはルールをつくる力をもっているんだよ、と伝えていく機会をたくさん用意したいなぁと思います。