飛べないセミくん 2019/7/16
カテゴリー:昆虫など小動物
2号館近くの渡り通路にひっそり落ちていました。
羽化したばかりで片方の羽が途中から折れています。踏まれては可哀想ですから、手の平にのせ、サークル長さんと二人でどうしようかと考えました。
彼女は子どもの頃からセミが少し苦手だったそうで、生まれてはじめて手で触ったそうです。「飛びたいよ~!」という一生懸命さに、思わず二人で順番に手で包んで温め、その後、校舎の裏にある木に隠すように逃がしました。
やさしいサークル長さんは次の日に様子を見に行きましたが、残念ながら、そのセミくんには会えなかったそうです。
「苦手だったけど、セミって可愛いんですね?」
飛べないセミくんが彼女に感じさせてくれたものは決して消えることはないでしょう。豊かな保育者への道ですね。セミくん。ありがとう…(Y)
2019年07月19日