創立125周年 記念講演会(その1) 2023/6/10
カテゴリー:保育者
本学院は今年で125周年を迎えます。
そこで、「保育に生きるとは ~子どもたちの未来を創る皆様へ」というテーマで、大日向 雅美(恵泉女学園大学 学長)さんにお越しいただきました。
90分たっぷりの講演要旨は別のサイトの記事と類似していますので、そちらに振らされていただきます。
要するに、「男は働き稼ぎ、女は子育てをしながら家を守る」という役割分担を維持するために強調されてきた「母性」という動物的本能が、実は神話であるということを大日向さんは訴えておられました。
「包丁でトントンと切る音を子どもに聞かせてあげてください」と熱く語っていたウチの附属園の元園長さんが思い出されます。
家庭での食事をいかに健全に維持するか。
子どもの体と心を作る基礎はここにあるからです。
ここが疎かになるようでは、社会はいずれ崩壊していくでしょう。
子ども食堂がブームのように流行る日本的風潮がすでに危ういという感覚を、勇気をもって持つことが大切かもしれません。。
食事を手抜きしないにはどうするかを、各家庭が状況に応じて責任を持つことが重要で、そのための夫婦の犠牲は、きっと「愛」という形で子どもに受け継がれていくはずです。
女だ男だと押し問答しているうちは、負担が全部子どもに負いかぶさるだけです。(K)
2023年06月11日