竹灯籠がなぜココに 2024/6/10
カテゴリー:保育者
以前、ご紹介した竹灯籠。
それが、急に再登場したのは実に結構ですが、なぜココに?
担当の教員に確かめたところ、どうも、柳城生の判断で自由に置かせたそうです。
でも、どう見てもココでは竹灯籠がかわいそう~💦
先ず、風で倒れやすい。次に、花壇の美観にマッチしない。そして、花壇の手入れの際に邪魔者扱いされる…。
ココに置き場所を決めた柳城生の考えを本当は聞くべきでしょうが、一般論としては、たぶん、私の考えが正しいはずです。
「学生の自主性を重んじる」というのは実に尊い教育方法ですが、自主性が発揮できるには、いくつかの選択肢が事前に頭に入っていないといけません。そうでないと、学生は本能のままに行動するしか手がなくなります。
だから通常は、基本的な知識や技術を学んでから、自由な創作活動に入ります。
今回の場合だと、たとえば、花壇にオーナメントを置いた写真をいくつか見較べて、どこに配置するのが効果的かを事前に学習するというはどうでしょうか。
究極の例が20世紀最大の巨匠と言われるピカソです。非現実的な画法を編み出したピカソですが、それを支えていたのは優れたデッサンの業でした。つまり、基本がシッカリと出来ていたからこそ、自由で新しい画法が生み出されたのです。
「自由」とは、基礎が身に付いていない人には扱えない領域なんです、きっと。(K)
2024年06月11日