アガパンサス 2024/6/26
こんな日当たりの悪い正面玄関に、打ち上げ花火のような花を咲かせてくれるアガパンサスは、柳城の隠れた逸品です。
という訳は…。
学名の「Agapanthus(アガパンサス)」は、ギリシャ語で愛を意味する「agape(アガペー)」と花を意味する「anthos(アントス)」がくっついた名前で、愛らしい花を表現した言葉だそうです。
愛には様々なカタチがありますが、このアガペーは究極の愛としてキリスト教でよく使われる言葉です。
本学の建学の精神である「愛をもって仕えなさい」の原文でも、この愛はアガペーが使われています。
διὰ τῆς ἀγάπης δουλεύετε 古代ギリシャ語(原文)
dia tēs agapēs douleuete 上のローマ字変換
by (the) love serve 英語訳
をもって 愛 仕えなさい 日本語訳
究極の愛とは何かと聞かれると、私ではなかなか説明が難しいですが、「自己犠牲の愛」とか「無償の愛」、「嫌いな人でも愛せる愛」などといった、要するに、「好き嫌いの感情ではなくて、頭で考えて行動する愛」と答えるのが分かり易いかもしれません。
こんなキリスト教っぽい花がウチの玄関に咲いている意味を、皆さんに深く黙想して欲しいものです。(K)
2024年06月27日