愛をもって次の人へ 2022/1/24
「学生ラウンジにあるピアノの鍵盤が汚れているので、総務課でキレイにしてもらえませんか?」
そんな問い合わせが、ある日飛び込んできました。
受けた総務課の職員はそれに真面目に応えようと、どんな洗浄剤を使えばいいか考えていました。
実はこのピアノは練習用に柳城生が自由に使うことができるものです。
たいていはいつも誰かが弾いていますが、学生ラウンジはコンクリート造りの小ホールみたいな感じなので、結構、音が周囲に広がります。
学内でピアノの音がいつも聞こえてくるというのは「保育の柳城」らしいと言えば確かにそうですが、ラウンジで静かに過ごしたい柳城生との調整は必要でしょうね。
さて、私としては、コロナ禍の最中ということもあるので、「次の人に迷惑にならないよう、弾き終わった学生さんは自分でキレイにするのが当たり前」という方針を急きょ打ち出して、写真のようなメッセージをピアノに掲示することにしました。
大学生だからといって躾が不必要というわけにはいきません。
将来、職業として子どもの前に立とうとしている柳城生にとっては特にそうです。
仕事として子どもを育てようとするなら、先生自身も向上し続けなければ、それは不公平になります。実のことろ、本学のキリスト教精神は、この向上のための大切な教本みたいなものなのです。
総務課らしい「学生支援」を、学生さんへの愛を込めて、これからも積極的に展開していきたいです。(K)