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カテゴリー:保育者 の記事一覧

柳城のココロ 2024/7/9

カテゴリー:保育者

黄色のカンナと白いハマユウがその巨体を誇らしげに構えながら花を咲かせていました。

どちらも多年草で、毎年この時期に花を見せてくれます。
ハマユウの方はちょっと遅かったようで、満開時期を過ぎていましたが。

それでも、見事な咲きっぷりに、いつものように「こんな人気(ひとけ)のない所でもったいない」とため息です💦

さて先日、ひょんなことから、幼児教育研究所の卒園生の方に卒園アルバムを見せていただきました。

そこには、この場所が当時の園庭の一部であったことを示す写真が貼られていて、一気に合点がいきました。

ココに今ある植物たちのいくつかは、当時の名残だったに違いありません。
今は無き豊かな園庭が想像されると共に、柳城学院の創設者マーガレット・ヤングの保育にかける情熱が偲ばれます。

ということで、こんな人気のないエリアですが、大切にしたいという思いをあらたにした次第です。(K)

アガパンサス 2024/6/26

カテゴリー:保育者 歩み

こんな日当たりの悪い正面玄関に、打ち上げ花火のような花を咲かせてくれるアガパンサスは、柳城の隠れた逸品です。

という訳は…。

学名の「Agapanthus(アガパンサス)」は、ギリシャ語で愛を意味する「agape(アガペー)」と花を意味する「anthos(アントス)」がくっついた名前で、愛らしい花を表現した言葉だそうです。

愛には様々なカタチがありますが、このアガペーは究極の愛としてキリスト教でよく使われる言葉です。

本学の建学の精神である「愛をもって仕えなさい」の原文でも、この愛はアガペーが使われています。

διὰ  τῆς  ἀγάπης    δουλεύετε    古代ギリシャ語(原文)
dia       tēs      agapēs         douleuete            上のローマ字変換
by          (the)         love              serve           英語訳
をもって        愛            仕えなさい          日本語訳

究極の愛とは何かと聞かれると、私ではなかなか説明が難しいですが、「自己犠牲の愛」とか「無償の愛」、「嫌いな人でも愛せる愛」などといった、要するに、「好き嫌いの感情ではなくて、頭で考えて行動する愛」と答えるのが分かり易いかもしれません。

こんなキリスト教っぽい花がウチの玄関に咲いている意味を、皆さんに深く黙想して欲しいものです。(K)

アサヒくん 2024/6/14

カテゴリー:保育者

明後日のオーキャンを控えて、花壇周りをキレイにしておこうかなと思い、草取りや剪定をしていた時のことです。

1歳ちょっとくらいの男の子がお母さんと一緒に私に近づいてきました。

私はヘデラ(写真)の剪定をしてたんですが、その子は作業に興味を持ったみたいで、しばらく私の様子を見ていました。

実は、今日はウチの地域子育て支援の日でして、この親子さんは参加されていたんですが、男の子が室内で遊ぶよりも外に出たいと母親に催促したのでした。

で、私との時間が20分くらい過ぎた後、その子は散りばった葉の掃除を手伝ってくれました。
小さな手で少しずつゴミ袋に入れる健気な様子を見ながら私がお母さんに、

「こういう遊びが大切なんだけどね~」

と投げると、彼女はすかさず、

「うちはマンションで…」

確かに、庭がない家では無理ですかね…💦

「子どもの遊び イコール 遊具・玩具・絵本を使った遊び」という公式が刷り込まれてしまった現代の私たち。

園庭に保育の教材を求めた、柳城学院の創設者マーガレット・ヤングの心はやはり柳城の宝ですね(^^)/ (K)

竹灯籠がなぜココに 2024/6/10

カテゴリー:保育者

以前、ご紹介した竹灯籠

それが、急に再登場したのは実に結構ですが、なぜココに?

担当の教員に確かめたところ、どうも、柳城生の判断で自由に置かせたそうです。

でも、どう見てもココでは竹灯籠がかわいそう~💦

先ず、風で倒れやすい。次に、花壇の美観にマッチしない。そして、花壇の手入れの際に邪魔者扱いされる…。

ココに置き場所を決めた柳城生の考えを本当は聞くべきでしょうが、一般論としては、たぶん、私の考えが正しいはずです。

「学生の自主性を重んじる」というのは実に尊い教育方法ですが、自主性が発揮できるには、いくつかの選択肢が事前に頭に入っていないといけません。そうでないと、学生は本能のままに行動するしか手がなくなります。

だから通常は、基本的な知識や技術を学んでから、自由な創作活動に入ります。

今回の場合だと、たとえば、花壇にオーナメントを置いた写真をいくつか見較べて、どこに配置するのが効果的かを事前に学習するというはどうでしょうか。

究極の例が20世紀最大の巨匠と言われるピカソです。非現実的な画法を編み出したピカソですが、それを支えていたのは優れたデッサンの業でした。つまり、基本がシッカリと出来ていたからこそ、自由で新しい画法が生み出されたのです。

「自由」とは、基礎が身に付いていない人には扱えない領域なんです、きっと。(K)

雨の日の剪定作業 2024/5/27

カテゴリー:保育者

今日はあいにくの雨。

学食でランチしていると、窓越しに植栽管理業者さんの姿が見えました。

雨の中でも剪定作業をしている…。
心から感謝です。

そして学食では、元気なキャピキャピ柳城生の声が響きます。

今時の若い人たちには、この作業員さんの姿がどう映るのでしょうか

「きつい、汚い、危険」の3K? それとも無関心?

将来、子どもの前に立とうとする多くの柳城生には、やはり、愛を込めて言っておきたいです。

「柳城にいる間に、汗をかき、手を汚す作業を思いっきり経験しておきなさい。」(K)

たたき染め 2024/5/17

カテゴリー:保育者

ハンマーでトントンたたく音が気になって、中庭を覗いてみると、大勢の柳城生が「たたき染め」の実習をやっていましたよ(^^)/

自然体験活動」という選択科目です。

「保育の柳城」らしい、カラダを使った体験学習はいいですね~。難点はハンマーを人数分揃える事かな(笑)

皆さん、楽しそうに、花や葉の発色に見入っていました。

花壇をこのように活用してもらえて、私も嬉しいです。
できれば次回は「草取り」体験で、手を思いっきり汚して欲しいなあ💦(笑)

消えるもの 残るもの 2024/4/20

カテゴリー:保育者

「チョークで書きまくる(笑)」という授業が昨日ありました。
柳城生は自由にノビノビと大騒ぎ~。

柳城のキャンパス内にあるアスファルトがキャンバスです。
他に、校舎の壁も。

それにしても、「祭りの後の静けさ」という題名がピッタリな写真になっちゃいましたね💦

このチョークは降雨によって流れやすいという性質があるので、明日の雨で「力作」たちは消えてしまうことでしょう。

一方、学食花壇の花たちは、モノ言わずに事の推移を何年も見守っているかのようです。

「消えていくもの」と「残り続けるもの」。

今のSNS時代、「消えていくもの」に価値があるような錯覚に人は陥りやすい気がします。

人を育てることにこだわり続ける柳城は、時代に逆らってでも「残り続けるもの」の尊さを決して忘れてはなりません。(K)

学生ラウンジに飾れた折り紙クリスマスツリー(2020年1月の写真。現存中)

 

ゼミからのメッセージ 2024/4/10

カテゴリー:保育者

「本日、榊原ゼミは無事に中庭で写真を撮影したりすることができました。いつも手入れしてくださってありがとうございます。身近に素敵な緑(花)があると、とても気持ちが良いです。」

教員の榊原さんは、花壇を手入れ中の私にいつも声をかけてくださる清々しい方です。

今回のゼミの内容は私には分かりませんが、柳城らしい良き学びができたのではないかと写真からは想像できます。

「座学は重要だけど、花壇の草取りをした後の座学は心に届く(笑)」という訳の分からない信念の持ち主である私は、できるだけ多くの教員の皆さんに花壇を活用して欲しいと日頃から願っています。

それが柳城の特色を活かす最も楽な方法の一つでもあります。

受験生の一部から寄せられる「他学との違いが明確でない」という疑問の声に、私たちは堂々と答えなくてはなりません。(K)

四つ葉のクローバー 2024/3/18

カテゴリー:保育者 お花遊び クローバー

ランチタイム中に探すも、なかなか見つからずにいます。

今日はヤケクソで、普通の三つ葉をテーブルに並べてみました。

ホワイトとグリーンのコントラストが美しいでしょ(*_*;

3年前の記事が思い出されます。
柳城生が手にするのは、何と、四つ葉50本‼

こうやって振り返ると、柳城の花壇が活かされていることが良く分かります。

教科書の世界ではなくて、要するに感性の領域です。

小さな子どもたちは理屈無しで育っていくものです。

ただ、その育ちの背景に、歴史とか哲学、宗教といった人間の心を支えるものをどれだけ忍ばせることができるか、これが大人の責任となります。

現代は、スマホでゲットした知識の積み重ねによって人生が形成されると思い込む人が多くなり、心や魂のあり様に関心が薄くなってきました。

柳城の存在意義はますます高まっていくはずです。(K)

卒業式 2024/3/16

カテゴリー:保育者 歩み

コロナ禍が完全に去った最初の卒業式。
式後のパーティーも復活しました。

そして、柳城にとっては、新生、名古屋柳城女子大学の第一回目の記念すべき日でもあります。

名称の方も、短大と合わせて「学位記授与式」へと変更。
なんか重みがありそうな言葉ですね。
中身はキリスト教の礼拝をベースにした柳城伝統の式典ですので、何も変わりはありませんが。

写真は、式典が終わって、卒業生が思い思いに名残を惜しんでいるシーンです。
卒業生が130人程度なので、ユッタリマッタリですね。

昨年同様、6号館花壇のチューリップが咲き出しました。
中庭や学食花壇のパンジーはいつものように卒業式を質素に飾ってくれています。

花壇との関わりが持てなかった、今回の卒業生たちですが、思い出の風景の片隅に一輪の花でも残ることを期待します。

総務課から卒業生へのビデオメッセージの中で、私は「花壇が整った現場の将来性は高い」なんて偉そうなことをしゃべりました。
もちろん、職場全体のベクトルが花壇に向いていればの話ですが。

社会に飛び立つ柳城生の皆さんに、私が示せる唯一の「背中」は余りにも小さいです。(K)

キンカン2024 2024/2/22

カテゴリー:保育者 樹木

4年前に植えたキンカンが順調に育っています。

今年も多くの実をつけてくれました。

加えて、今までで一番甘い😂
確かに感じます。

木が大きくなった分、実も充実してきたんでしょうね。

それは動物でも同じで、体つきが大きくなるに従って、身体機能も充実してくるもの。

ただし、複雑な構造(特に脳)を持つ人間の場合は、どうも、それが当てはまらないこともあるようです。

「二十歳になって、そんなこともできないの?」などと叱られるのが、その一つ。

手とり足取り、指示通りに成長してきた人が多くなってきた今の時代。
「愛と甘やし」の区別がつかない親や教師が多くなってきたのが辛いですね。

キンカンを皆で見習いましょう😁(K)

炸裂🎉アメジストセージ 2023/12/5

カテゴリー:保育者

毎年、巨大化してしまい、見栄えは豪華ですが、通路をふさぎ過ぎる嫌いがあったので、今年は5ヵ月前に短く刈り込んでみました

でも、結局、効果なし💦
例年通りの爆咲き状態です。

上の写真は1ヵ月前のもの。
現在は、対面にあるイチジクと申し合わせて、通路の3分の2程度を占有しております(笑)

今のところ苦情は届いてないので、放ってあります🐰

まあ、見方によっては、「きれいな庭の真ん中を通って校舎に入るという感覚を味わえる」ということで、柳城の皆さん、お許しください🙇‍♂️

さらに、できれば、保育現場に入って植栽に関わる時なんかに、こんな写真を思い出してもらえると嬉しいです。

それにしてもアメジストセージは、このようにノビノビ育つのが得意なようなので、植えたいと思う方は場所の選定をくれぐれも慎重に。(K)

花壇の更新(その2) 2023/11/3

カテゴリー:保育者

中庭の花壇を更新しました。

ここは日当たりが良いせいか、メランポジュームのヘタリが遅くて、片付けるのに躊躇しました。
だから、他の花壇よりも更新が遅れたというわけです。

植え付け前に、その場所を確保するために、ブルーパシフィックを刈り込んだり、いまだに元気なペチュニアを整えたりして、結構大変でした。

でも、こういった機会があるから、「植物伸び放題」の状態をリセットできるわけです。

花壇や畑もそうですが、いったん、「草ぼうぼう」とか「植物伸び放題」になると、管理する気力が失せてきます。

ウチの教員の方から聞いた話ですが、ある他校の人が「柳城は草が生えていませんね」と驚いていたそうです。

嬉しい反応ですが、内心は「そんなん、当たり前」という感じで、草取りもできないようなら、植栽整備は最初からやらない方がストレスになりません。(K)

タガが外れたランタナ 2023/10/11

カテゴリー:保育者 ランタナ

赤いランタナが暴走気味に通路をふさぎつつあります。

実は、このランタナ、以前ここに同居していたピンクのランタナに圧倒されて縮こまっていたんですよ(下の写真にあるピンクのランタナの左下に隠れている)。

その後、ピンクの方を無理やり移植した結果、今はこんなにノビノビ成長しているというわけです。

赤いランタナの方を優先させた理由は、他の花壇との一体感を演出させるためです。

で、みごとに作戦は成功したことになります。

植物は隣にある別の植物の影に入ると、成長が急に悪くなるものです。

だからノビノビと成長させたいなら、隣とのスペースをたっぷり取ってあげることが大切です。

大人の無秩序な干渉に長期間さらされた子どもたちが、引きこもりがちになるのと、どこか似ていませんか? (K)

ベビーカーの子 2023/9/1

カテゴリー:保育者

正門花壇のメランポジュームに触ろうと、幼児が身を乗り出していました。

通勤途中に自転車で、その近くを通り過ぎただけの私には、母親がどんな声掛けをその子にしていたかは分かりません。

幼児の視界一面に広がる黄色と緑の色彩と、無限とも思える花の数が、その子にとっては初めて見る驚きの世界だったかもしれませんね。

それは、夜空に打ちあがる花火を初めて目の当たりにした時のような、あの感覚と似ているかも。

こんな時「すごいね~」などという便利な言葉で子どもに声掛けはしないことです。
この頃は、何でもかんでも「すごい」の一言で済まそうとする、実に貧困な時代ですからね(笑)

「すごい」だけでは子どもの感情を豊かに発達させることはできません。

キレイ、いっぱい、まぶしいくらいの黄色、お花がモコモコ雲みたい…。

とにかく、子どもが分からなくてもいいから、お母さんの感想をどんどん伝えてあげることが大切です、きっと。(K)

トノサマバッタ 2023/8/2

カテゴリー:保育者 昆虫など小動物

南門近くのクローバー畑で水やりしていると、ピョンピョン跳ねる昆虫に出会いました。

水をかけられて逃げ出したのでしょうね。
ごめんね~😥

いいタイミングで1号館の外壁に張り付いてくれたので、すかさず激写。
もちろん、これはトノサマバッタ。
随分、久しぶりのご対面でした。

別名、ダイミョウバッタですが、日本におけるバッタの代表格ということで、こんな名前が付けられらしいですよ。

それよりも、私の世代にとっては「仮面ライダーのモチーフ」という方が大切(笑)
半世紀前に放送されたテレビドラマです。

藤岡弘という濃い(いかにも武骨な男って感じの)役者さんが演じていました。

悪役集団のショッカー相手に吐いた「出たな、ショッカ~~」という、あの名セリフを今も私は家で使っています(笑)

子どもの頃に刷り込まれたイメージ。
本当に恐ろしいです😂

柳城生の皆さん。
保育現場で子どもに示したい高級な精神文化があれば、今のうちにシッカリ身についておいてくださいね。

「トノサマバッタ」のエンディングがこれでは、支離滅裂でしたね(笑)

剪定への勇気 2023/7/19

カテゴリー:保育者 歩み

2年前の失敗を教訓にして、今回は早めにアジサイを剪定をしました。

ズバッと切って、その残渣を敷きわら風に再利用し、雑草対策に活用。

ここまでバッサリやるのは勇気が要ります。
でも、植物の成長に負担のない仕方なら、結果オーライということでしょう。

こんな勇気が日常、特に子育ての分野で失われつつあります。
「甘やかし」の元凶です。

「勇気がない」とは「信念がない」と同義語。

自分自身の人生に自信がないから、子どもにハッキリとNOが言えない。

すると、子どもは自然に大人を軽んじていくものです。
そうなると、子どもは目標とする大人を失い、結局、成長できなくなります。

単なるアジサイの剪定ですが、奥が深いことがお分かりいただけましたか(笑)

植物のチカラ④最終回(イチジク) 2023/7/10

カテゴリー:保育者 樹木

梅雨末期になって、蒸し暑さに日本人のほとんどがヘロヘロ状態な今日この頃。

でも、水分と温度をたっぷり与えられたイチジクは「今こそ」とばかりに葉を大きく成長させています。

冬のイチジクと比べると差は歴然。

「でも、落葉樹なんだから当然でしょ?」

まあ、知識としてはその通りなんですけど、成長を日々見守っている私としては、この差が心に響くというか、自分の人生の血となり肉となるというか、同じ生命の仲間意識というか…。

言葉では表せない一体感ですかね😁

特に、春先の剪定の時期は、さらに枝が少なくなるので、「これで、よく、夏に実が生るもんだ」という不思議さが味わえます。

「植物のチカラ」の4回シリーズの最終回は、やはり、柳城生へのメッセージで締めくくりたいです。

日頃から人間関係にビクビク敏感すぎる皆さんのストレスメーターは振り切れ寸前かも⁉

保育現場を目指す皆さんは、子どもやその親、職場の同僚などとの人間関係のストレスが、将来、増し加わらいないよう、こころのケアが自分でできるようにしておくことが必要です。

そのための最善策は…。
人間を超えた存在に触れる時間をつくること。

スマホなんて最悪かも💦
植物たちが皆さんに微笑みかけてくれていますよ(^^♪

創立125周年 記念講演会(その2) 2023/6/10

カテゴリー:保育者

講師の大日向 雅美さんは恵泉女学園大学の学長さんです。

それで、この講演で私が一番期待したのは、実は園芸の話でした(笑)

以前から、当大学の社会園芸学科について、私は興味を持っていたからです。
ここでは保育士の資格も得られるということで、なら、柳城には大変参考になると確信していたのです。

実際の講演では私の願いは全くかないませんでしたが、大日向学長さんの魂の強さみたいなものが感じられたのは嬉しかったです。

残念ながら、恵泉女学園大学・大学院は2024年度以降の学生募集を停止するそうです。
大きな決断をされた背景なんかが講演で飛び出したらサプライズでしたでしょうが(そんなの無理か)。

でも、苦渋の判断ができるには、それなりの強い意志が必要でしょう。

大日向学長さんの講演の迫力は、それを感じさせる何かがありました。
柳城も学ぶべき事がまだまだ沢山ありそうです。(K)

創立125周年 記念講演会(その1) 2023/6/10

カテゴリー:保育者

本学院は今年で125周年を迎えます。

そこで、「保育に生きるとは ~子どもたちの未来を創る皆様へ」というテーマで、大日向 雅美(恵泉女学園大学 学長)さんにお越しいただきました。

90分たっぷりの講演要旨は別のサイトの記事と類似していますので、そちらに振らされていただきます。

要するに、「男は働き稼ぎ、女は子育てをしながら家を守る」という役割分担を維持するために強調されてきた「母性」という動物的本能が、実は神話であるということを大日向さんは訴えておられました。

「包丁でトントンと切る音を子どもに聞かせてあげてください」と熱く語っていたウチの附属園の元園長さんが思い出されます。

家庭での食事をいかに健全に維持するか。
子どもの体と心を作る基礎はここにあるからです。

ここが疎かになるようでは、社会はいずれ崩壊していくでしょう。
子ども食堂がブームのように流行る日本的風潮がすでに危ういという感覚を、勇気をもって持つことが大切かもしれません。。

食事を手抜きしないにはどうするかを、各家庭が状況に応じて責任を持つことが重要で、そのための夫婦の犠牲は、きっと「愛」という形で子どもに受け継がれていくはずです。

女だ男だと押し問答しているうちは、負担が全部子どもに負いかぶさるだけです。(K)


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