今日は中庭花壇とプランターに、夏に向けて、花の植え替えを行いました。
作業を始める前には、昨年の冬から私たち学生を癒し励ましてくれた、小さなビオラとアリッサムに感謝し、先導の声のあと、皆で声を合わせて祈りを捧げました。
小さな花々は精一杯咲いてくれました。日々お世話をしていると、不思議にビオラの花ひとつひとつが顔のように見えてきたんです。
色が濃い花は誇らしく気品高い顔。そして淡い花は謙虚で可憐な和らぎの顔・・・。それぞれの顔たちは土と水と太陽に助けてもらいながら、命を堂々と生きていました。
その生きている花を私たちの都合で根から抜いてしまうとき、とても痛みを感じました。
そんな時、祈りは私たちの心に届けてくれます。感謝と申し訳なさを。すべてをやさしく包んで。そして私たちも癒されていく・・・。
冬の花たちにお別れをしたあとは、鍬とシャベルを使い、土を掘り起こしました。おっかなびっくりの鍬さばき。でもマーガレットたちは楽しさを求めます。
掘り起こした土から、ひょっこり現れた、みみず、なめくじ、そして、ネキリムシ…様々な虫くんたちをバケツに集め、子どものように歓声をあげる。キャーっとびっくりしたりして…。そんな楽しい観察もできました♪
お昼休みには、大崎先生のご厚意により、大切な介護実習室をお借りしてカレーパーティーを開きました。調理しやすいピカピカの電磁調理のキッチンでは、カレーと手づくりナンを作りました。ナンはコネコネと、まるで粘土を楽しむように手のひらで作り、みなで焼いてみると、思った以上に本格的なナンが生まれました。
ゆったりと仲間たちのひとつひとつの顔を見ながら話し食事をすることは、この大学での出会いに感謝し、皆の成長の実感を感じる、改めての至福の時となりました。
午後からは、いよいよ花壇のデザイン画をもとに、花と花の位置を決める計測の方法を教えていただきながら、皆で何度も試行錯誤して配色を決め、ポットから新しい夏の花を取り出して土に植えました。
私たちマーガレットは、すべての植え替えを済ませた中庭花壇とプランターを、新しい週の月曜日に、大学の仲間たちがどんな風に喜んでくれるのか、今から本当に楽しみです。
マーガレットたちはお水やりも活動の片付けも、喜んで楽しくしてしまいます。散水中に現れる虹に歓声をあげ、ぬかるんだ土に裸足で足跡をつけたり・・・。本当に子ども「そのもの」を体現しながら。
今回植え替えをした際、メンバーより「自分で植えると、さらにお花たちや花壇に親しみが湧くね」との声々があがりました。それはメンバー全体の気持ちを表していると思います。
そんな生まれ育てる母性と、管理に責任を果たす父性とを与えてくださったKさんに、私たちメンバーは心から感謝しています。
これから夏の暑い季節に入りますが、時間を調整し、考えながら、花たちの命を支え、仕えていきたいと思います。(Y)