12年前、ここ柳城でも自然の驚異が東北から伝わってきました。
私は3・11のその時、事務室でデスクワークをしていましたが、突然、かすかな揺れを感じました。それはカタカタという調子ではなくて、何となく揺れるというか、船が超スローモーションで動くような、そんな感じでした。多分、忙しく歩き回っていたら分からなかったと思います。
ですから、私はとっさに、外に出れば確かめられると思って飛び出しました。
その時には、揺れがさらに大きくなっていたかもしれませんが、大地が長周期で非常にゆっくりと揺らいでいることが確信できました。
写真は、私がその時に立っていた場所です。
12年前には左側の建物(5号館)は無くて、その広場の奥にはサクラの木が植わっていました。
部屋に戻った後は、ネットのニュースから地震の発生を知って、とてつもなく大きな不安を感じました。
あれから12年。
柳城の様子も随分と変わりました。職場における私の状況も大きく変わりました。
教育の世界も同じです。
細かな仕事がドンドン増えるわ、競争が激しくなるわで、教育の本質とは何かをじっくり考えて実践するゆとりが無くなってきたような感じがします。
その「付け」が結局、小さな子どもたちに回っていくのが保育の世界の恐ろしさ。
柳城の社会的責任を忘れないためにも、私は、このブログにこだわっていきたいです。(K)