大学礼拝 2016/7/6
カテゴリー:大学礼拝
【ヘブライ人への手紙 12:11】
およそ鍛錬というものは、当座は喜ばしいものではなく、悲しいものと思われるのですが、後になるとそれで鍛え上げられた人々に、義という平和に満ちた実を結ばせるのです。
明日は七夕です。この七夕に関連させるつもりで本日の聖書を選びましたが、七夕と鍛練とにどういう関係があるかというと、7/7に機織りや書道などの芸事の上達を願う中国の祭が、短冊に願い事を書く習慣に変化して今に伝わったというのです。つまり、願い事を書く前提として、「鍛錬します」という決意表明が短冊には込められているということです。「ケイコとマナブ」という名の雑誌がありましたが、稽古と学習に関係する脳の部位は違っているそうで、それで、勉強が不得意でもピアノの練習は大好きというようなことが起こるということです。
さて、幼稚園や保育園ではたいていは七夕のお祭りをします。小さな笹を持って家に帰る園児を見かけるのも今の時期の風物詩の一つです。織姫星と彦星が天の川を挟んで美しく輝く時でもありますが、私は沖縄県の宮古島とフィリピンで、闇の部分よりも星の方が多くの面積を占める様な美しい夜空を見たことがあります。
新潟の上越にある某スーパーでは、その地域の幼稚園や保育園ごとに竹が用意され、それに園児が飾りをするというイベントが行われていました。そして、七夕祭、お盆の夏祭り、花火大会という流れが毎年繰り返されるのです。子どもたちはこれらの習慣を通して色々なことを学んでいきます。保育の職業を目指す多くの皆さんも、将来のために、こういった行事を大切にして欲しいと思います。(チャプレン)
織姫星(中央上部)と彦星(右下部)
2016年7月11日