大学礼拝&柳城幼稚園によるキャロリング 2016/12/7
○本日は、通常礼拝の直後に、本学の附属柳城幼稚園の青組さん34名による特別賛美が披露されました。
1年に1回きりの恒例行事ですが、園児さんたちは一生懸命に練習を重ねてきてくれています。そのおかげで、チャペルは実に和やかで爽やかな雰囲気に包まれました。胸に十字架を付けた子どもたちを見るたびに、短大保育科としての社会的使命を感じずにはおられない、と書くと大げさかもしれませんが、イエス・キリストが「天の国はこのような者たちのものである。(マタイ19:14)」と語る通りです。小さくて何の力もない子どもたちですが、その将来は無限に広がっています。神の見守りの中、よい保育者に囲まれて大きく成長していって欲しいですね。(加藤)
【子どもたちの詳しい様子については、名古屋柳城短期大学附属柳城幼稚園のブログページでご覧ください】
○なお、教話の内容は以下の通りです。
【マタイによる福音書3:1-6】
そのころ、洗礼者ヨハネが現れて、ユダヤの荒れ野で宣べ伝え、
「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言った。
これは預言者イザヤによってこう言われている人である。「荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、/その道筋をまっすぐにせよ。』」
ヨハネは、らくだの毛衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べ物としていた。
そこで、エルサレムとユダヤ全土から、また、ヨルダン川沿いの地方一帯から、人々がヨハネのもとに来て、
罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた。
12月最初の礼拝です。キリスト教の暦では降臨節という期間に入っていて、教会はクリスマスの準備の真最中です。世間でもクリスマスに向けてお祭りムードですが、キリスト教の信徒は、イエス・キリストの誕生のお祝いに向けて心の準備をしています。どういった準備かというと、それは、今日の福音書の箇所から読み取れます。
洗礼者ヨハネは、荒れ野でらくだの毛衣を着て、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べ物としていました。つまり、町を離れ、貧しい姿で質素な生活をしていたということです。当時の人々は、このヨハネの姿に魅了されたということでしょうが、今の私たちにはとても真似はできません。それでも、日々の慌ただしい生活や色々な欲望から少し距離を置いて、自分自身を振り返り、何か特別なことに集中することで、心を研ぎ澄ますことはできるでしょう。仏教でいうところの座禅の境地といいましょうか、邪念から離れるといった感じです。
そもそも教会とは神と向き合って自分自身を振り返る場所です。クリスマスに向けて、皆さんが心を研ぎ澄ます、その助けとなるような教会でありたいと願います。(チャプレン)
●次回の大学礼拝 12/14(水)13:10~(体育館)
【学生生活員会による特別企画が礼拝後に用意されています】