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マルコ通読⑬ 7:31-8:13(2018/5/9)

カテゴリー:活動記録

今日はマルコ通読十三回が行われました。

今回心に響いた御言葉は…

ファリサイ派の人々が来て、イエスを試そうとして、天からのしるしを求め、議論をしかけた。イエスは、心の中で深く嘆いて言われた。「どうして、今の時代の者たちはしるしを欲しがるのだろう。はっきり言っておく。今の時代の者たちには、決してしるしは与えられない。」 そして、彼らをそのままにして、また舟に乗って向こう岸へ行かれた。(マルコによる福音書8:11~13)

ファリサイ派の人々は、またしてもイエスを試そうと議論をしかけます。そんな姿に深く嘆かれながらもイエスは「はっきり言っておく」(8:12)と宣言され、強く「しるし」について説かれました。

彼らの言う「しるし」とは、人を畏れさせるほどの迫力を持った、目に見える奇跡のことでしょうが、イエスが語ろうとされた「しるし」は、信仰によってしか捉えることができない恵み、すなわち喜びではないでしょうか。

たとえば、場合によっては美しい花一輪にだけでも、人は神の臨在を感じることができます。信仰の曇ったファリサイ派の人々には、理解し難い世界でしょうが…。

安易にしるしを求めるファリサイ派の人々に対するイエスの姿は冷静で鋭く、まさしく人間・イエスの崇高な姿であると思うのです。

一方、その光に反し、彼らは益々イエスの存在に脅威を持つようになっていきます。

次回も現代の私たちに、お与えになられるイエスのお姿や御言葉から、様々な「しるし」を「喜び」としていきます。

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