大学礼拝 2020/1/7【ご案内】
クリスマスのお祝いムードも冷めやらぬ12/28は、カトリック教会にとっては幼子(おさなご)殉教者を記念する日とされています。幼子イエス・キリストの身代わりとして、当時の王によって殺された子どもたちをしのぶ日です。
その根拠とされる聖書箇所が、今回扱われます。ヘロデ王が支配するユダヤの地へ、3人の学者らが「ユダヤ人の王としてお生まれになった方、つまりイエス・キリストは、どこにおられますか。」と恐れもなしに乗り込んでくるのです。ヘロデ王にとっては寝耳に水。「俺を無視して、次の王を勝手に決めるな!」という状況ですね。しかし彼は、幼子イエスの居場所を突き止めて殺そうという悪知恵を思いつき、その学者らを泳がせます。でも、学者らは神のお告げによってヘロデ王に場所を知らせぬまま帰国してしまいました。
怒ったヘロデ王は、イエスの誕生を告げる星が現れたとされる時期を特定して、イエスは現在2歳以下であろうと確信し、それなら、この一帯のその歳以下の男の子を全部殺してしまえば探す必要などなくなると、またもや悪知恵を働かせて実行させるのでした。
さて、このヘロデの悪行を他人事とは思わずに、じっくりと考えてみたいというのが今回のテーマです。人間は、可能性としては、どんな罪をも犯すことができるからです。
お待ちしています(^_^)/
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●日時:1月7日(火)
3限 13:10~:保育科1、2年CDクラス、保育専攻科、教職員
4限 14:50~:保育科1、2年ABクラス、保育専攻科、教職員
●場所:チャペル
●説教:大西チャプレン
●テーマ:「わたしの中のヘロデ」
●聖書箇所:【マタイによる福音書2:16】
2:16 さて、ヘロデは占星術の学者たちにだまされたと知って、大いに怒った。そして、人を送り、学者たちに確かめておいた時期に基づいて、ベツレヘムとその周辺一帯にいた二歳以下の男の子を、一人残らず殺させた。
★1,2月の誕生日の祈りをします。
★通常の大学礼拝は、今回で最終となります。