3号館建設の意図(大学礼拝 2014/4/30)
2014年3月に落成した3号館の建設の意図について、私、加藤が聖書の言葉に絡めて話をさせてもらいました。
意図について簡単にまとめると次のようになります。
①学生ラウンジの拡張(座席数、114席増)
②ピアノサポート教室の移設(移設後の5号館3室を学生さんに開放)
③子育て支援ルームの新設(2号館内の教室1つを3号館に移設した後の空き教室を利用。かつての「幼児教育研究所」の部分復活を目指す)
④書庫の拡張(既存書庫の手狭さを解消)
⑤研究室の集中(移設後の各部屋を有効利用)
⑥同窓会室の校内確保(⑤に伴い4号館内の歴史資料室を拡張して、そこに同窓会室を併設)
キリスト教主義を前面に打ち出している本学にとっては、3号館への「この世」的な思いに対して、霊的な冷静さをもって謙虚に再評価していく必要があります。「人の心には多くの計らいがある。主の御旨のみが実現する(箴言19:21)」と聖書にある通りです。イエス・キリストも語っています。「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである(マタイ7・21)」。どちらの聖句も「自我を捨てて、神の御心に従え」との戒めであります。
写真にある通り、3号館の玄関には十字架が2ヶ所与えられました。これらが「お飾り」で無い事は言うまでもありません。この玄関はイエス・キリストの入られる門であり、本学の創始者マーガレット・ヤングをお迎えする場所でもあります。この十字架を見るたびに、自我を抑えてイエス・キリストやヤングの思いに立ち返ることで、3号館に対する霊的評価は持続し、今後30年以上は利用されるであろう本館が、小さいながらも短大の要の施設になっていくことを切に祈りたいと思います。主に感謝。 (加藤)