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大学礼拝 2015/12/2

カテゴリー:大学礼拝

【マタイによる福音書 1:20-23】
このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。 マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」 このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。 「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」 この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。

今の時期、キリスト教の暦ではアドベント(降臨節)を迎えています。これは、12月25日のクリスマスまでに心の準備をするという期間で、古くは、洗礼の準備に当てていたといいます。どちらにしても、自分を振り返って神の事を考える期間です。

クリスマスといえばプレゼントを連想しますが、信仰的にいうと、プレゼントは「幸福を互いに分かち合う」手段です。

フィリピンは長い間スペインの植民地であったこともあり、キリスト教の精神が日常に浸透していますが、クリスマスシーズンになると、たとえば、信号待ちの車に群がる貧しい人々に、運転手がお金を与えるシーンをよく見かけるようになります。ある時など、信号で止まっている最中のジープニー(乗合バス)に、目の見えない子どもが突然乗せられ、お金を集めた後、その親と共に去っていく場面に出くわしたこともありました。

「分かち合い」は「互いに愛し合う」行為ともいえます。この言葉が聖書には何度も登場します。私たちも分かち合いに心がけ、特にこの時期は近くの人だけではなく、会ったことも見たこともない人に対しても「クリスマス献金」という形で助け合いの気持ちを表したいものです。

人を愛し、互いに分かち合うクリスマスを! (チャプレン)

ガーデンシクラメン

 

 

 

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