入学式 2016(その1)
4/2(土)満開の桜の下、2016年度入学式が本学体育館にて行われました。
入学式は、柳城の伝統にのっとってキリスト教礼拝の形式で執り行われ、保育科211名、保育専攻5名、介護福祉専攻11名の新入生を、在学生と教職員が迎えました。
礼拝形式の入学式、というものをはじめて経験された新入生やご父兄の方も多かったと思います。新入生の名前が一人一人呼ばれる「新入生認証」や、学長の式辞、理事長の祝辞などは、他の学校でも見られますが、柳城の入学式では、これらが、礼拝の進行の中で行われます。
入学式の式文を見ると分かりますが、式典はチャプレン(大学付きの牧師)の司式によって執り行われます。
最初に、前奏(式の開始にあたってのピアノ奏楽)とともに、チャプレンやサーバー(礼拝奉仕者)、理事長・学長らの「司式者団」が入堂する「プロセッション」から、式典がはじまります。聖歌や祈りの言葉を一同が唱和し、入学を喜び合って新入生と在学生、教職員全員が交わし合う「平和の挨拶」があり、ふだんの大学礼拝でも必ず唱える「主の祈り」や「名古屋柳城短期大学のための祈り」が捧げられます。そして、日本聖公会中部教区(柳城の設立母体となったキリスト教会)の主教でもある渋澤一郎理事長の祝祷を受け、最後に校歌を斉唱します。後奏(式の終了のピアノ奏楽)に合わせて、司式者団が退場します。
聖歌や祈りや聖書の言葉が織りなす時間の中で、新入生が祝福とともに本学に迎えられ、本学での学びへと送り出される、というかたちが、柳城のキリスト教礼拝形式による入学式なのです。
今年度は、入学式に先立って、長縄年延先生の学長就任式がありました。この学長就任式も、聖歌と祈りによって執り行われました。
新入生のみなさん、ご入学、おめでとうございます。(村田)
時間のなかに祈りがあるのではなく、祈りのなかに時間がある。――マルティン・ブーバー『我と汝』より