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大学礼拝&被災地ボランティア報告会 2016/10/5

カテゴリー:大学礼拝

この日は、宗教主事の菊地伸二先生の司式による体育館での合同礼拝に続いて、東日本大震災復興支援ボランティアの活動を行っている学生たちの活動報告会が開かれました。2011年の大震災から毎年、学生ボランティアによる被災地支援活動が続けられています。この日の報告会では、今年度実施されている3つの活動が紹介されました。

夏休み期間の8月末に福島県と宮城県の沿岸部を訪れた「現地活動」では、大型の台風が東北地方に迫り、途中で日程を切り上げなければならないような状況で、仮設住宅でのレクチャーや被災地巡礼、公民館での茶話会や幼稚園での保育参加など、さまざまな活動をした様子がスライドとともに語られました。

学生が語った報告全体を通して心に残ったことを紹介しましょう。茶話会ではハンドマッサージや歌などを通じてご高齢の方々との間に親密な交流が生まれたこと。幼稚園では学生の大型ペープサート上演と子どもたちの歌のプレゼントによる交歓を通して、時が経過しても距離が離れていてもこの幼稚園と柳城とが繋がっていることが実感できたこと。被災地では、復興に向けた歩みが進められていますが、そのような時期になったからこそ被災地の方々はこれまで口にされなかった震災の体験を深く語ってくださったこと。

そして、名古屋と東北で、場所は離れていても、被災地の方々と繋がり続けるために、柳城のキャンパスで行われている2つの活動が報告されました。被災地の公民館で行われている茶話会に、毎月ケーキを焼いて送る活動をしている「チーム・パティシエ」の学生たち、そして、被災地の幼稚園や小学校にちなむヒマワリの種を育てて、花を咲かせてきた山本聡子先生のゼミの学生たち。それぞれの活動が、被災地のご高齢の方々、子どもたち、先生方や現地の支援センタースタッフの方々とそれぞれに繋がり続ける活動となっています。

この小さな短大に、被災地支援の種が播かれ、育てられていく中で、私たち自身に大きな恵みがもたらされていることを感じる報告会となりました。(村田)

「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」
【ローマの信徒への手紙12:15 本年度、年間聖句】

 

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