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2017/9/27 大学礼拝「平和のあいさつ」

カテゴリー:大学礼拝

【ヨハネによる福音書20:19-21】
20:19 その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。
20:20 そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。
20:21 イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」

私たちは礼拝中に平和のあいさつを行っていますが、皆さんは、いったいどんな感じであいさつしていますか? まさか、怒りながらあいさつをする人はいないでしょうね(笑)

あいさつとは自分の心をオープンにすることです。ですので、自分から進んで心を込めることが必要です。実習中でもそうでしょう? もちろん子どもたちは皆さんにあいさつして来るでしょうが、その前に皆さんの方から名前を呼んであいさつしてあげることで、子どもたちは心が開き、良い気分で一日がスタートできるのです。

私は先日、ある5つの施設を訪問しましたが、はっきりランク付けができると感じました。ある施設では、玄関を入るなり、すぐに職員の方が出てきて詳しく案内をしてくださる一方、他では、受付に人はいない、「何のご用でしょうか」とけげんそう、「場所はここです」とだけ伝えるだけで詳しい案内もなし、という調子でした。この受付の様子から、その施設の入居者へのサービス精神が垣間見える思いでした。

学校も同じですね。入口の所でその施設の雰囲気が分かる。柳城はどうでしょうか?

柳城の保育の先生はいつもにこやか、という伝統が今も残っていると思います。これも先輩方のおかげ。来年120周年を迎える柳城学院です。後輩のためにも、皆さんがお手本になってください。

今の時代、子どもたちには「知らいない人には声をかけないように」と教えています。仕方のないことでしょうが、世の中、悪い人ばかりではないので大変残念です。こんな時代でも、「知らない人にごあいさつ」という気持ちを大切にすれば、それが皆さんや柳城にとって宝物になってゆくことでしょう。

ヘブライ語で「シャローム」というあいさつがありますが、これは「平和がありますように」という意味です。この思いであいさつを心がけてください。(チャプレン大西 修 主教)

ニーレンベルギア

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