マルコ通読21(10:1~12) 2018/7/11
カテゴリー:活動記録
今日はマルコ通読二十一回目が行われました。
今回心に響いた御言葉は・・・
イエスは言われた。「あなたたちの心が頑固なので、このような掟をモーセは書いたのだ。しかし、天地創造の初めから、神は人を男と女とにお造りになった。それゆえ、人は父母を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。だから二人はもはや別々ではなく、一体である。従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。」(マルコによる福音書10:5~10)
ユダヤ地方とヨルダン川の向こう側に行かれたイエスと弟子たちに再び群衆が集まる中、ファリサイ派の人々は、その当時意見が分かれていた離縁問題についてイエスに尋ね、試そうとしました。
その彼らの問いかけにイエスは今回「あなたたちの心が頑固なので」と単刀直入に戒められています。
当時のユダヤでは、女性の立場はたいへん弱く、妻を勝手に離縁することができうる状況にあったといいます。
イエスはその女性の側に立ち、モーセ以前の天地創造の視点から御言葉を与えられたのでした。
また「夫を離縁して他の男を夫にする者も、姦通の罪を犯すことになる。」(10:12)と男性の罪だけでなく女性の罪も指摘するところに、革新的な理性あるイエスの御姿が浮かんできます。
次回も福音書の御言葉をとおし、イエスが私たちに求めておられる「道」を心より願い、学んでいきます。
2018年7月11日