マルコ通読32(マルコによる福音書13:14〜26)2018/12/6
カテゴリー:活動記録
今回心に響いた御言葉は…
そのとき、『見よ、ここにメシアがいる』『見よ、あそこだ』と言う者がいても、信じてはならない。 偽メシアや偽預言者が現れて、しるしや不思議な業を行い、できれば、選ばれた人たちを惑わそうとするからである。だから、あなたがたは気をつけていなさい。一切の事を前もって言っておく。」(マルコによる福音書13:21〜23)
前回イエスは、弟子たちへ向け終末の徴(しるし)について話されました。そこでは人間同士の争いや天変地異が起こり、そして、それらの結果、数多くの人間が災難に遭い死に至るということでした。
そこでイエスは弟子たちに、これから彼らの身に起こることを預言されました。しかし、たとえ患難があろうと、信仰をもって「最後まで耐え忍ぶ者は救われる。」(13:13)との御言葉も授けられました。
また、イエスは旧約聖書のマカバイ記にある「憎むべき破壊者」という言葉をお使いになり、苦難を引き起こす破壊者の存在についてお話になりました。
今回私は、イエスのお姿を簡潔に書き記そうとするマルコには珍しく、リアルな終末の惨劇が描写されていることに注目しました。これはイエスの終末の御言葉にある「憎むべき破壊者」の存在を知らしめて、それに打ち克つ信仰の厚さを常に心に留めておきなさいという強いメッセージであると思いました。
しかし、たとえ厚い信仰心をもっていたとしても、それを揺るがす偽メシアや偽預言者が現れるとイエスは警告します。
それは現代社会の中にも存在します。甘い言葉や共感を売り物にして、個性を活かすことよりも仲間作りに励む今時の流れに惑わされないよう、私は学びをとおし、イエスの言葉だけを頼りに歩み続けたいと思います。
学食の風景
2018年12月11日