バイブル✝タイム シェア30「祈りの基本① 」2019/7/23
カテゴリー:活動記録
【マルコ14:36】「しかし、わたしが願うことではなく、御心に適うことが行われますように。」
今回は、イエスが祈る御姿をとおして、キリスト教の根幹である「祈りの基本」について学びました。
イエスは十字架刑に処される直前、弟子たちを伴われゲツセマネで神に祈られました。その呼びかけは「アッバ(お父さん)」。 イエス独特の呼び方です。弟子たちが見ている先で、苦悩を吐き出して祈られたのでした。福音書には「できることなら、この苦しみの時が自分から過ぎ去るようにと祈り」と記されているます。
ですが、イエスは「苦しみを取りのけてください」とだけ願われただけではありません。「しかし、わたしが願うことではなく、御心に適うことが行われますように」と、最後には神に身を委ねられたのです。
ご自分の感情を解放した上で神に従うイエスは、彼が「心の解放者」である証拠です。武家の血筋で育てられ、感情を吐き出すことはカッコ悪いことと教えられてきた私の目が開かれ、今もイエスに強く憧れる理由がここにあります。
また、このイエスの「しかし」という言葉がキリスト教の「はじまり」であることも知りました。「しかし」が無ければ、イエスはひょっとすると十字架を避けたかもしれないという、小説風の解釈です。
さらに、祈りとは、希望を自由に唱え、最後は神の意志にゆだねて心の平安を得ることと理解できました。
ゲツセマネで神に身を委ね祈られたイエス。
「感情を超えて、神の真理へ」。イエスはいつも私たちをこう導かれています。(Y)
2019年7月24日