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創立記念 墓地礼拝 2021/10/12

カテゴリー:礼拝

昨年度は、創立記念礼拝の簡素化の影響で、礼拝後に予定されていた墓地礼拝が取りやめとなりました。残念でしたが、コロナ禍では致し方ありませんでした。

この経験を活かして、今年度は、記念礼拝とは別日で日程を組んで、学長並びに宗教委員会のメンバーだけで墓地におもむくことにして、今も続くコロナ禍を耐えしのぐという決断をした次第です。

以下、簡単ですが、チャプレンのお話の要点と墓地礼拝の写真だけを掲載することにします。

【下原チャプレンのお話の要点】

仏教文化に影響された日本の一般的なお墓参りに大切な意味が込められているのと同様に、キリスト教にけるお墓参りにも重要な意味が存在する。

その意味を知る上で大切なイエス・キリストの言葉は、

「あなたはペトロ。わたしはこの岩(=ペトロ)の上にわたしの教会を建てる。」(マタイ16:18

ペテロはイエスの弟子の1人だが、このイエスの言葉を頼りに、カトリック教会はペトロを初代教皇にすえ、今日まで脈々と教皇の代を受け継いでいる。そして、そのペトロの墓もイエスの言葉に従い、カトリック教会の総本山であるサン・ピエトロ(=聖ペテロ)大聖堂の地下に納められていて、カトリックの信者らは、これによってペテロを立てる、つまり、その生き様をまねるという使命を帯びることになる。

同様に、名古屋聖マタイ教会の下には納骨堂が安置されていて、私はこの礼拝堂で礼拝をささげるたびに、足の下で眠っておられる先達らに思いを寄せて、この教会の信仰を引き継いだ人々のことを忘れないようにしている。

そして本日、マーガレット・ヤング先生が眠るこの八事の地に集う私たちは、柳城で働く意味を再確認しようとしている。今日は教職員だけの参加になったが、こういう機会を学生全員にも是非持ってもらい、ヤング先生の姿を偲びながら、どんな保育者になればいいのか、子どもたちに何を伝えたらいいのかと自分自身に問いかけてもらいたい。

これがヤング先生の上に立って生き続けるという意味であり、今日のお墓参りの目的である。この気持ちをこれからも大切にしていきたいものだ。

 

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