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聖書箇所:ルカによる福音書 第9章46-48節

弟子たちの間で、自分たちのうちだれがいちばん偉いかという議論が起きた。
イエスは彼らの心の内を見抜き、一人の子供の手を取り、御自分のそばに立たせて、
言われた。「わたしの名のためにこの子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。わたしを受け入れる者は、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である。」

今日の礼拝では、平松ちづ代先生にお話していただきました。この3月まで、附属幼稚園の園長を務めておられた平松先生は、本学の卒業生でもあり、後輩である学生たちに向けて親しみのこもった口調で、お好きな映画のことや童話のことを学生たちに語りはじめられました。そして、柳城の学生だった頃のことを話され、寮で生活しておられた同級生の学生生活の様子などに聞き入っているうちに、お話は自然と保育と幼児教育にとって大切なこととは何かというところまで深まっていきました。そして、柳城の建学の精神に触れられ、保育者が愛をもって子どもにに仕えるということと、その意味について語ってくださいました。保育者は、神様の愛、イエスの愛を担って、子どもたちに伝えていくという仕事をすることです、という平松先生のお言葉に、新鮮な光に照らされたような思いを抱きました。(村田)

【詩編121:1-3】
(都に上る歌)目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。わたしの助けはどこから来るのか。
わたしの助けは来る/天地を造られた主のもとから。
どうか、主があなたを助けて/足がよろめかないようにし/まどろむことなく見守ってくださるように。

2年生にとって学生生活最後の夏休みになります。

社会人になるとこうした長期に自分の自由になる時間はありません。是非自分で計画を立てて心身共に自分の成長につながるように時間を有効活用してください。また、夏は海や山といった自然に親しむのに絶好の機会です。私も先日子どものキャンプに山に行きましたが、ハイキングで歩いていると鶯の声が聞こえ、バッタやカニが見られました。また川の中で遊んだ時は流れの水の抵抗感や川床の不安定感などを感じました。こうした環境で自然を味わうことで、普段は感じることのない自然と人間が共生していることの大切さがわかります。

またこうした時にこそ聖書の言葉、が実感できます。人は自然とともに生きていること、見守られていることが感じられれば最高です。(チャプレン)

 

【ガラテアの信徒への手紙3:26 -28】
あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。
洗礼を受けてキリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ているからです。
そこではもはや、ユダヤ人もギリシア人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません。あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです。

皆さんは日常生活で男女平等について考える時がどのくらいあるでしょうか。

今は学生として女性が圧倒的に多い日常です。また幼稚園や保育園も教職員は女性が中心の職場です。しかし、広く世の中全体を見てみると男性中心の考えをしている環境が圧倒的に多いことに気が付きます。先日も都議会の会議の中で品のないヤジが女性の議員の発言中にありましたが、これなども男性優位の議員構成だからこういう発言が出てくるのだと思います。

第二次大戦後日本は男女平等の社会になりましたが、国会議員で女性の数が一番多かったのは戦後最初の選挙だったということが長らく続きました。数年前の小泉首相の時にやっと破られたのでした。つまり女性が意識して女性の議員を増やそうとしてこなかったのです。世界では、女性がもっと社会全体の様々な決定にかかわるべきだという考えが強くなっています。ですから女性の国会議員の数は多い国では40パーセントを超えています。日本は10パーセントに満たないで160ぐらいの国の中で126位ぐらいです。

本当に男女が平等になっていくためには、こうした面から社会が変わっていかなければなりません。皆さんがこれから社会人として活躍していくときにこうしたことも忘れないでください。(チャプレン)

【ローマの信徒への手紙3:3-4】
それはいったいどういうことか。彼らの中に不誠実な者たちがいたにせよ、その不誠実のせいで、神の誠実が無にされるとでもいうのですか。
決してそうではない。人はすべて偽り者であるとしても、神は真実な方であるとすべきです。「あなたは、言葉を述べるとき、正しいとされ、/裁きを受けるとき、勝利を得られる」と書いてあるとおりです。

学期末になって試験やレポートに毎日追われて大変な思いをしていると思います。

こうしたことは一時の忍耐としてやり過ごしてしまうのか、それをこなしていく中で忍耐強く自分のものにして成長につなげていくかによって人は大きく変わっていきます。苦難は精神的なものは見えないので理解しにくいですが、肉体的なことは結果が見えやすいということがあります。ですからスポーツ選手の努力の話を聞くことは大いに参考になります。野球やサッカーの選手また最近ではテニスの錦織圭選手の話に感心させられました。

自分の武器は何か、相手の弱点は何か、体力がないと続かない。一度できたことは繰り返してできるようにする。こうしたことは勉強でも対して変わりません。課題をきちんと理解して何をどのようにしたらよりうまくいくのかを考えてから始めることです。

学校は時間の区切りがあります。同じ悩みを共有する友人がいます。苦難を忍耐し練達から希望へとつなげていってください。(チャプレン)


司式団が入場して、礼拝がスタートします。

 

渋澤理事長(左)と新海学長(右)の式辞です。

 


永年勤続者を表彰をします。

 


本学の成績優秀者を表彰し、特別給付奨学金を支給します。

 

「創設者マーガレット・ヤングの生涯とその働き」について振り返りました。

 


上のスライド上映を担当した専攻科保育専攻1年の学生さんです。お疲れ様。

 


式典の後、名古屋市の八事霊園で墓地礼拝を行います。

 


尾上先生から故人の紹介がありました。

 


最後に、1人1人が献花をしてお祈りを捧げます。

 

 

名古屋在住のゴスペルシンガー江崎理子さんをお迎えして大学礼拝を行いました。

この企画、聖公会の聖歌集から482番(いつくしみふかき)と561番(サントサントサント)を理子さんにゴスペル風にアレンジしていただき、それらを練習した上で礼拝に臨むという内容でしたが、学生も教職員も彼女の素晴らしいリードに完全に酔わされた感じでした。普段とは違った雰囲気の礼拝は学生さんにとっては貴重な経験であったろうし、何よりも、抑圧されていた奴隷黒人の魂の叫びをルーツとするゴスペルの存在意味みたいなものを、体全体で感じる事ができたのではないかと思います。

理子さんの姿を通して、ハートに語りかける音楽の威力を保育現場で役立てたいという強い気持ちが学生さんの心に芽生えてくれば、企画担当者としては嬉しい限りです。(加藤)

新しい歌を主に向かって歌え。全地よ、主に向かって歌え。(詩編96:1)

1855年  カナダ・オンタリオ州で、6人兄弟姉妹の3女として誕生。
安政2

1890年  オンタリオ州のキンダーガルテン¹の教師となる。
明治23   (1:フレーベルの幼児教育理論に基づいた幼稚園)

1895年  教師を辞め、カナダ聖公会宣教師として来日。
明治28

1898年  保母養成所を自宅にて開設。ただ一人の生徒(杉浦いね)とのスタートを
明治31   切る。

1899年  柳城幼稚園(名古屋市東区白壁町)を園児8名で開園する。
明治32

1903年  柳城幼稚園に「母の会」を立ち上げ、母親教育に力を入れる。
明治36

1922年  養子の清水正高と共にカナダへ帰国する。
大正11

1936年  日本永住を目的に来日。
昭和11

1939年  妹の病気見舞いのため一度帰国するも、この年、再び来日。
昭和14

1940年  名古屋にて逝去(3月29日 84歳)。聖ヨハネ教会にて葬送式(4月1日 
昭和15   85歳の誕生日)。

♥詳しくは『マーガレット・ヤング先生物語』でご覧ください。

2014年3月に落成した3号館の建設の意図について、私、加藤が聖書の言葉に絡めて話をさせてもらいました。

意図について簡単にまとめると次のようになります。

①学生ラウンジの拡張(座席数、114席増)
②ピアノサポート教室の移設(移設後の5号館3室を学生さんに開放)
③子育て支援ルームの新設(2号館内の教室1つを3号館に移設した後の空き教室を利用。かつての「幼児教育研究所」の部分復活を目指す)
④書庫の拡張(既存書庫の手狭さを解消)
⑤研究室の集中(移設後の各部屋を有効利用)
⑥同窓会室の校内確保(⑤に伴い4号館内の歴史資料室を拡張して、そこに同窓会室を併設)

キリスト教主義を前面に打ち出している本学にとっては、3号館への「この世」的な思いに対して、霊的な冷静さをもって謙虚に再評価していく必要があります。「人の心には多くの計らいがある。主の御旨のみが実現する(箴言19:21)」と聖書にある通りです。イエス・キリストも語っています。「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである(マタイ7・21)」。どちらの聖句も「自我を捨てて、神の御心に従え」との戒めであります。

写真にある通り、3号館の玄関には十字架が2ヶ所与えられました。これらが「お飾り」で無い事は言うまでもありません。この玄関はイエス・キリストの入られる門であり、本学の創始者マーガレット・ヤングをお迎えする場所でもあります。この十字架を見るたびに、自我を抑えてイエス・キリストやヤングの思いに立ち返ることで、3号館に対する霊的評価は持続し、今後30年以上は利用されるであろう本館が、小さいながらも短大の要の施設になっていくことを切に祈りたいと思います。主に感謝。 (加藤)

 

 

 

 

 

入学式 2014

カテゴリー:入学式


奏楽演奏に合わせて司式団が入場し、式がスタートです。

 


入学式はキリスト教の礼拝形式で進行します。式文や聖歌歌詞はすべてスクリーンに投影されるのが、今風です。

 


新入生の初仕事は、この誓いの言葉です。

 


学長からウェルカム・メッセージを受けます。

 


全員で本学のために祈りをささげます。


創設者 マーガレット・M・ヤング(Margaret Majora Young)

 


ヤングの故郷ヴィエンナ(カナダ)

 


ヤングが担当した幼稚園クラス(通称『ミス・ヤングのキンダーガルテン』)

 


来日(1895年)当初の軽井沢にて  ヤング(前右)

 


1907年の幼稚園卒園写真 ヤング(最後列左端) 杉浦いね(最後列中央)

 


カナダ宣教師団 1908年(有馬温泉)  ヤング(後列左より4人目)

 


保母養成所の学生とスタッフ(1912年)  ヤング(中央列右より2人目)

 


園庭にて「はとの遊戯」  ヤング(左端 白)

 


1919年の保母養成所卒業証明書(当時は英語・日本語2枚綴りであった)

 


校長室のヤング

 


ヤング送別会(1922年)

 


1937年 ヤング(中央) 清水正高(後列右端)

 


聖ヨハネ教会(名古屋)にて葬儀(1940年)

 


八事霊園(名古屋)にあるヤングの墓
次の聖句の一部が刻まれている
イエスは言われた。
「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。」

( ヨハネによる福音書 11章 25節)

 

 

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